074「虹」
存在が光であるとしたならば、
(そして「光満つる」ということが魂なのか)

命は、プリズムだ。
光を浴びて、とりどりに色彩を展く。

この色と、かの色は、異なる故に、
それぞれ、愛で、求め、響きあう。
そして、光そのものに帰してゆく。

光を押さえ込み、色をしぼり出すプリズムは、他者の存在を、関係を予言する。
それは窮屈でもあり、しかし、芳しさの布置もする。

わたしは、

光のうちに虹をかけ、

虹を、わたる。

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