尾張四観音(おわりしかんのん)恵方(えほう)について
〜尾張を守護する四観音と恵方の中心名古屋城〜

◎『尾張四観音』について
・・・この尾張地方には「笠寺観音(笠覆寺)(名古屋市南区)」「甚目寺観音(海部郡甚目寺町)」「荒子観音(名古屋市中川区)」「竜泉寺観音(名古屋市守山区)」という古くより信仰を集めてきた四つのお寺があり、千年以上の歴史の中で、観音様を本尊としておまつりしてきました。これら「笠寺・甚目寺・荒子・竜泉寺」の四つの寺院を『尾張四観音(おわりしかんのん)』として、観音様の慈悲をもとめる民衆の信仰を集めました。

◎『恵方』とは
・・・方位神の一つである「歳徳神(としとくじん)」はその一年の福徳をつかさどる神とされています。この歳徳神がいる方角は全てにおいて大吉とされ、この方角を「恵方(えほう)」と呼びます。恵方は別名「吉方(きっぽう)」「明の方(あきのかた)」等ともいわれます。
恵方はその年の暦の「十干」によって定まります。その年の暦と恵方との対応は以下の通り、
5年周期・4方位になります。
 ○甲・己の年(平成36・31):寅と卯の間(「甲」の方…およそ東北東)
 ○乙・庚の年(平成37・32):申と酉の間(「庚」の方…およそ西南西)
 ○丙・辛の年(平成28・33):巳と午の間(「丙」の方…およそ南南東、*戊・癸の年に同じ)
 ○丁・壬の年(平成29・34):亥と子の間(「壬」の方…およそ北北西)
 ○戊・癸の年(平成30・35):巳と午の間(「丙」の方…およそ南南東、*丙・辛の年に同じ)

◎『尾張の恵方』とは
・・・およそ400年前に徳川家康公は尾張の国の中心として名古屋城を築きました。それ以来、名古屋城を中心としてみた時にこの地域の四方に位置する、尾張四観音が尾張を守護する観音様としてもさらに崇敬されるようになりました。
四観音のうち、その年その年の恵方にもっとも近い観音様は「恵方の観音様」として、福をもとめて特に多くの参詣者が集まります。

年号
平成28年・33年
平成29年・34年
平成30年・35年
平成31年・36年
平成32年・37年
暦(十干)
丙・辛
丁・壬
戊・癸
甲・己
乙・庚
恵方の寺
笠寺
甚目寺
笠寺
竜泉寺
荒子
恵方の中心
名古屋城(不変)
 *尾張の恵方は「笠寺・甚目寺・荒子・竜泉寺」の4カ寺(尾張四観音)のみで受け持ちます。
 *
古来より恵方の中心である名古屋城以外の史跡・寺社などを中心とする事はありません。

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